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2004/09/22

住宅改修のモニタリング

東の地域の住宅改修コーディネートの委託業務のため、うぇるぱ高知の下元さんと行ってきました。今回は、いままでアドバイスをさせていただいたお宅3件の改修後のモニタリングでした。使い勝手がよくなっているか、ご本人が喜ばれているか、使えていない手すりはないか・・・心配しつつ伺いましたが、特に大きな問題はなく、ホッとしました。
何より、以前お会いしたときよりも、皆さんの笑顔がいきいきとしていることが印象的でした。暮らしやすく環境を整えることで、精神的な負担も取り除かれ周囲との関係も改善されている様子を見て、本当に安心しました。これからもひとりひとりの笑顔のために、私自身も修行をつまなければ!と、思いました。(^^)
写真はその中のとあるお宅のとってもかわいいワンちゃんと、犬が大好きな下元さんのツーショットです♪
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2004/09/11

はりまや橋ストリート・フェスティバル

今日は、朝早くからはりまや橋商店街でのお祭りに参加するOpen Heartの皆さんのパネル展示設置などのお手伝いに参加してきました。うぇるぱ高知の下元さんや、建築士会まちづくり研究会の神崎さんも来てくれました。大変だった準備作業を終え、緊張のオープニングセレモニーも無事終えたら・・・みんなで出店で買ったうどんやコロッケ、わらび餅など食べながら、わいわいと楽しく過ごしました。Open Heartの看板娘ともちゃんも「帰りたくない!明日もまた来る!」とお母さんにお願いしていたくらい・・・一緒に美味しいものを食べて一緒に笑って、日頃の疲れが吹っ飛ぶくらい、久しぶりに穏やかな時間を過ごせました。さまざまな人が行き来する商店街の良さもあり、懐かしい出会い、新たな出会いもつながったりして、本当に有意義な一日でした。ストリート・フェスティバルは明日も続きます。皆さんぜひ遊びに来てくださいね(^^)
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写真はOpen Heartの活動についての展示を見ている岡崎市長さんと、説明をしているOpen Heart代表の宇賀さんです。

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2004/09/10

今日の現場は・・・

今日は住宅改修の工事の日。下肢機能の低下のため何かにつかまって移動しなければ転倒してしまう危険性があるので、屋内の便所・浴室・廊下など数箇所に屋内でお一人の時でも安全に移動ができるように手すりの取り付けを希望された方のお宅でした。今日は現場で大工さんのお手伝い(”手もと”と言います)をしていました。そのお宅は1階がガレージになっていて玄関まで25段ほどの階段があります。手すりの材料や工具を運ぶためにはその階段を何度も往復しなければならず、工事がすべて終わる頃にはへとへとふらふら・・・(×o×)日頃の運動不足を痛感したのでありました。工事のほうは無事終了し、ご本人が取り付けたばかりの手すりを何度もさわって往復し、「ありがとう。こんないいものを付けてくれて。これで楽になりました。」と嬉しそうな笑顔で言って下さいました。この笑顔が今の私の原動力です。(^^)
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2004/09/09

定例会・番外編

毎月1度、「福祉住環境ネットワークこうち」の定例会を開催していますが、今回はそれと別途に”障害児に関する問題”をテーマに定例会・番外編を開催しました。突然の呼びかけにも関わらず集まってくださったのは、福祉住環境ネットワークこうちのメンバーの建築士さん、障害児学級担当の保育士さん、そして重度重複障害児を持つ親の会Open Heartの代表宇賀さん、保育園で障害児を担当している加配保育士さん、身体障害者の作業所に勤務されている方、などなど8名でした。きっかけとなった切り口は、「ある養護学校の寄宿舎改築にあたり、どういった施設が望ましいのか」でしたが、それぞれの関わる立場からの問題提起など幅広くそして奥の深い(根の深い?)話題が展開し、終始活発な意見交換が続き、夜7時からはじまって全員が帰ったのは日付が変わった深夜1時半になっていました。とてもここだけでは書ききれませんが、Open Heartの活動について、養護学校に通う子供たちの現状、18歳で切り替えられる障害児と障害者では制度が違う事への戸惑い、関わる教育職の意識の問題、知的・身体・重度心身障害など障害の違いによる就労への課題や当事者の意識、ひとつの選択肢としての作業所という場の現状と可能性、もっとおおもとにかえって、じゃぁ”障害”って何?障害に対する”偏見”や”諦め”という根深い問題・・・結局は、大きな原因は”教育”にあるのでは?偏見は関わる大人が植えつけているのでは?だから今、これから動き出そうとしている特別支援教育に期待できる部分もあるのでは・・・
とにかく様々な話を聞くことができ、同じ障害者に身近に接する仕事をしている者同士でも、まったく価値観の違う意見がありそれを率直に意見交換できた事で、学ぶことの多い有意義な数時間だったと感じられました。(確かに疲労もかなりピークですが(^^;)また、次の機会も設けて続けて一緒に考えていく場を持ちたいと思っています。
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2004/09/01

台風の翌日・・・

8月31日は、うぇるぱ高知の下元さんと、住宅改修のアドバイザー事業の委託を受けている東の地域へ行ってきました。出掛けに「台風の後だから、気をつけてね」と見送られて”気をつけるって台風が過ぎていいお天気なのに、いったい何を??”とピンと来ずにいつもの格好で出掛けました。その日はたまたま、山の中腹あたりのお宅への訪問。舗装はされているものの車も行きかえない幅のガードレールのない道のりを登ること数十分・・・。見事に、台風の爪あとが道路に横たわっていました。それも数箇所。初めての光景に思わずカメラを向けてしまいました。そこから資料や福祉用具を片手に倒れた木の根の横を渡ったり、木の下をくぐったり、思わぬサバイバル体験を経て、なんとか目的地にたどり着きました。
山間部に住んでいらっしゃる方も多いと伺いましたが、こうした緊急時にはさぞかし不安な思いで過ごされていたことだろうと思いました。身体が自由に動ける状態でなければなおさらですよね。すでに使われていた浴室のシャワーチェアを動作の邪魔にならないよう背もたれを取り、身体の状態に合った使用方法をお伝えしただけで、ずいぶんと動きやすくなられたようでした。生活しやすい環境を整えることだけではなく、適切な医療ケアや専門職、緊急時の連絡・対応方法などもあわせて提供する事が、やはり大切だと改めて感じました。
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