定例会・番外編
毎月1度、「福祉住環境ネットワークこうち」の定例会を開催していますが、今回はそれと別途に”障害児に関する問題”をテーマに定例会・番外編を開催しました。突然の呼びかけにも関わらず集まってくださったのは、福祉住環境ネットワークこうちのメンバーの建築士さん、障害児学級担当の保育士さん、そして重度重複障害児を持つ親の会Open Heartの代表宇賀さん、保育園で障害児を担当している加配保育士さん、身体障害者の作業所に勤務されている方、などなど8名でした。きっかけとなった切り口は、「ある養護学校の寄宿舎改築にあたり、どういった施設が望ましいのか」でしたが、それぞれの関わる立場からの問題提起など幅広くそして奥の深い(根の深い?)話題が展開し、終始活発な意見交換が続き、夜7時からはじまって全員が帰ったのは日付が変わった深夜1時半になっていました。とてもここだけでは書ききれませんが、Open Heartの活動について、養護学校に通う子供たちの現状、18歳で切り替えられる障害児と障害者では制度が違う事への戸惑い、関わる教育職の意識の問題、知的・身体・重度心身障害など障害の違いによる就労への課題や当事者の意識、ひとつの選択肢としての作業所という場の現状と可能性、もっとおおもとにかえって、じゃぁ”障害”って何?障害に対する”偏見”や”諦め”という根深い問題・・・結局は、大きな原因は”教育”にあるのでは?偏見は関わる大人が植えつけているのでは?だから今、これから動き出そうとしている特別支援教育に期待できる部分もあるのでは・・・
とにかく様々な話を聞くことができ、同じ障害者に身近に接する仕事をしている者同士でも、まったく価値観の違う意見がありそれを率直に意見交換できた事で、学ぶことの多い有意義な数時間だったと感じられました。(確かに疲労もかなりピークですが(^^;)また、次の機会も設けて続けて一緒に考えていく場を持ちたいと思っています。
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