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2005/04/28

我が家のバリア

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数日前から、自宅の階段手すりの取り付け部がはずれてしまいました。我が家の老朽化、そして家族の高齢化(?)を思うこの頃です。気になっていましたが、誰も直さないので自分でやっと今日修理しました。この家には私が小学4,5年の頃に引っ越してきましたが、4階建てで階段も急勾配、トイレも未だに和式トイレとバリアだらけです。当時は骨折したり、足が痛んだりと不自由を感じる時も、腕力でつかまったり、ふんばったりしてカバーしていました。(おかげで今でも二の腕がたくましい(T_T))それが、その当時の私の”当たり前”の感覚だったので、その状況に疑問を持つことも無く・・・二の腕はたくましさを増していっておりました。(^^;障害や身体の状態に応じて、家を直して住みやすくすればいいという発想は「福祉住環境コーディネーター」に出会って、自分以外の方の住環境整備に携わるようになってからです。今はそれが私の”当たり前”になっています。かれこれ20年・・・あの頃の私に会いに行って、そんなに頑張らなくてもいい方法があるよ!と教えてあげたいですね(^^)

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2005/04/24

お見舞い一転、羽伸ばし・・・

祖母が退院したばかりなのに今度は祖父が入院したとの連絡を聞いて、家族で予定を合わせ急いでお見舞いに出かけました。膝の痛みを訴え、トイレの中で床から立ち上がれなくなっているところを近所の方が病院へ連れていってくださったとの事。変形性膝関節症で年齢が96歳ということもあり、現在は様子を見るため痛み止めと炎症止めの薬を処方されています。心配そうに駆けつけた家族に「よう来てくれた」と涙したものの、食欲旺盛に昼食をとっている祖父。あんまり美味しそうにパクパクと食べているもんだから皆で見とれていたら、祖父が一言。「いつもはこれくらい全部食べてしまうんやが、皆がそんなに眺めたら恥ずかしゅうて食べれんわ。」
・・・ずっこけるやら、安心するやら、とにかく良かったと病院を後にしました。家に一人残された祖母も、近隣の身内が時々様子を見に来てくれているし、祖父の世話をするのに疲れていたのでゆっくり身体を休めているようでした。これから先の心配は尽きませんがひとまず安心しました。
さて、一安心して時間に余裕もあり、帰りに知人に会って久々に久礼の海へ寄ってきました。あー、やっぱり海はいいですねぇ!ちょっとだけ・・・のつもりが岩場に上がりニナ貝を採り始めたら、野生児の本能が目を覚まし(?)ズボンの裾も水浸し。転んでもすりむいても海水を浴びておりました。すっかりリフレッシュできました☆
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バリアフリー2005報告。

大阪突撃旅行から戻り、筋肉痛からやっと復活いたしました(^^;今回のバリアフリー2005は、前回よりも出展メーカーが少ないように感じました。会場見学に2日間の予定をとっていましたが、1日でたいていのところを見終わってしまいました。毎年、一番規模の大きな東京の国際福祉機器展にも行っているので、そう感じるのかもしれません。セミナーについては私は予約していませんでしたが、参加した方によればとても充実した内容だったようで、ちょっと参加できなかったことを後悔しました。簡単ですが、私が気になったメーカーの商品をいくつかご紹介します。
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株式会社日本アイディーエスの「車椅子用段差解消キャスター」キャスターに工夫があり、50mmまでの段差を超えられます。

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株式会社谷口商会 カラーやデザイン性に優れた手すりや角度変更できるミラーなど。「福祉」色を感じさせないセンスの良さは会場でも目を引いていました。

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株式会社アーサ 高さ調整が出来て、座れる強度を持った「手すりチェアー」が「え~んでバー」と改名してました。高知福祉機器展にも出展依頼をお願いしています。一部自治体では介護保険の住宅改修助成の対象となっています。高知でもぜひ推薦します!

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トステム株式会社 8月までまだカタログも出ないそうですが、前に人が立ち動かなくても両側に開くドアです。車椅子での出入りもスムーズに出来ます。

重くなるのでこの辺で、簡単な報告までとしておきます。いずれにしても、個々のニーズに対応していくための配慮が商品に反映されて来ている事と、「福祉」を感じさせないカラーやデザイン性が豊かになってきた事が本当の意味でのユニバーサルデザインに近づいているのかな(実際の使いやすさは別の論議になりますが(^^;)と感じました。

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2005/04/22

お約束なので・・・

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先ほど高知に帰ってきました。さすがに足は棒のよう、くたくたです(×o×)いろいろと印象に残った商品などもありましたが、また改めてお伝えしたいと思います。今日は昨日から歩きすぎて椅子から立ち上がるのもしんどいくらい疲れていたので、車椅子貸し出しコーナーで電動スクーターをお借りして会場を回りました。小回りも利くし快適!なんて楽なんでしょう・・・おかげで回りたいブースすべて回れました。は、早く借りてればよかった(^^;記念にボランティアの学生さんとデジカメ撮影いたしました。皆さん、楽しみにブログも見てくださるとの事。お~い!見たらコメント書いていってね!(^^)

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バリアフリー2005

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20日夕方から、インテックス大阪で開催されているバリアフリー2005での情報収集のため、大阪に来ています。東京で毎年開催される国際福祉機器展よりは、出展メーカーも少なく年々活気がなくなっているようでもありますが”掘り出し物”を見つけに、また高知福祉機器展に出展をお願いしているメーカーさんへのご挨拶も兼ねて2日間会場を動き回っています。
そしてもうひとつの楽しみは、各地から集まる仲間との再会の場でもあるということ。今回も久しぶりの再会もあり、飲みながら住環境について語り明かしたりもして、しっかりパワーをいただきました。体は歩きつかれてボロボロですが・・・。お名残惜しいですが夕方の便で帰路に着きます。また皆さんにもいろいろと報告したいと思います。

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2005/04/19

暮ら住ま!

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今日、19日は今年6月に開催される高知福祉機器展の「暮らしやすい住まいブース」の住宅改修事例パネル製作班の打ち合わせでした。私達「福祉住環境ネットワークこうち」は、昨年から住宅改修ブース(今年から「暮ら住ま」に改名)を共同主催という形で担当させていただいていますが、昨年は初めての体験も多く十分な取り組みが出来ずにいました。今年からは、同じように住宅改修の施工の現場で活躍されている方々にも呼びかける事が出来て、快くご参加いただき意見を出し合ったり話し合ったりしながら作業を進められることをとても嬉しく思います。皆さんのお話を聞いていると、本当に当事者の方の生活を改善したい、そのための住環境整備に取り組んでいるんだという思いを共有できていると感じられて、心強い限りです。今年の「暮ら住ま」ブースは、手取足取り、来場者の皆様のニーズに応えられる体制がばっちり整いつつあります。皆さん、ぜったいに高知福祉機器展にお越しくださいね!(^^)

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2005/04/18

イオン 幸せの黄色いレシートキャンペーン

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イオン高知での「幸せの黄色いレシートキャンペーン」に福祉住環境ネットワークこうちも参加しています。毎月11日にイオン高知でお買い物をされると、黄色いレシートがもらえます。そのレシートを参加登録している団体のBOXに投入していただくと、その団体にレシートの合計金額の1%の商品が提供していただけるのです。半年が1つの期間になっていて、今回「福祉住環境ネットワークこうち」は¥2,964の商品をいただける事になり、活動に必要な文具としてコピー用紙や、DM用封筒などをいただきました。ありがとうございました!皆さん、お買い物の際は毎月11日はイオン高知で!ご協力よろしくお願いしますm(__)m

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福祉住環境ネットワークこうちの定例会

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16日は「福祉住環境ネットワークこうち」の定例会でした。新メンバー4人を迎えて10名の参加でした。今年度最初の定例会という事もあり、今年度の活動計画についても話し合いました。今年の取り組みも盛りだくさんです!新メンバーとなってくれた方には、もうすぐ高知に定住する予定の埼玉、土佐清水からの参加者も居て、限られた時間の中でしたが、しっかり皆で盛り上がりました。また、内容については「福祉住環境ネットワークこうち」のHPで報告したいと思います。ひとまず画像を掲載します。

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2005/04/12

移動販売のお手伝いで、私も移動仕事!?

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人手の足りないOpen Heartのために、火曜日は重要な仕事がない限りお手伝いすることにしています。今日は雨でお客さんも少ないのではと心配でしたが、「どこでもコミュニティ」の西村健一さんや「うぇるぱ高知」の皆さんをはじめ、皆さん買いに来てくださって、なんとか完売。ホッと一安心です。こうした活動の積み重ねで資金をためて、重度重複障害を持つ子供たちの日中活動の場を築いていきたいと一生懸命に取り組んでいます。皆さんもぜひ、ご協力をお願いします。
さて、今日はいつも仕事でお世話になっている矢崎化工の方から連絡をいただき、私の事務所に寄ってくださる予定でしたが、急きょ近森まで来て頂きました。私もお手伝いしながら、仕事や機器展の打ち合わせを。。。さながら移動販売先での移動打ち合わせでございました(^^)
矢崎化工の矢代さん、福嶋さん、商品も買ってくださりありがとうございました!(画像は逆光でしかもブレててすいません(^^;)

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2005/04/11

高知福祉機器展実行委員会

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 土日のリフトセミナーのあと、6月に開催が迫る「第4回高知福祉機器展」の実行委員会がありました。総勢60~70名くらいでしょうか。担当ブースごとに集まったスタッフが熱心に話し合いをしています。「福祉住環境ネットワークこうち」が担当させていただいている『暮らしやすい住まいブース』は、スタッフ数15名と大所帯。今年は車椅子動作や手すり位置など福祉住環境整備(住宅改修)の効果を体感できる装置の製作や住宅改修事例の展示、防災や耐震についての情報の展示なども予定しているので、今から計画をしっかり立てて取り組まなければ!と、スタッフ一同はりきっています。開催はかるぽーとにて、6月17~19日です。たくさんのご来場をお待ちしています!!

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うぇるぱ高知主催リフトセミナー

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 4月9・10日と介護用リフトのセミナーを受講してきました。いろいろな種類のリフト、吊り具を状況に応じて選ぶことが出来るように、その使用方法など、講義と併せて2日間吊って吊られてそれぞれのリフトの特徴を学んでいきました。私は昨年に引き続き2度目の受講でした。日ごろ触れる機会がなかなかないため、忘れてしまうのでもう一度体験として勉強したいと思い参加しました。在宅で福祉住環境整備にあたる中で、リフトを提案した方がいいのではと思うケースもありますが、実際に自分が体験して知っていないと自信を持ってリフトを導入することによってその方の生活がどう改善されるか、どういった効果があるかをお話しすることが出来ません。また、用具も使いやすく改良されたり、新商品が出たりと情報が進化していきますので、最適な住環境の提案が出来るためにも、今後も定期的にこういった機会に参加していきたいと改めて思いました。画像は誰でも簡単に装着できる新商品の吊り具(株式会社ウェル・ネット研究所)です。主催のうぇるぱ高知のブログにも報告が掲載されると思います。

 また初日の夜に懇親会がありましたが、リフトのメーカー、施工業者、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、建築士などなど、さながら異業種交流会のようでもあり、大変盛り上がり有意義な時間でした。病院を退院されて在宅に帰られる患者さんが、在宅で安心して生活できるためにそれぞれの想いや、その立場から出来ることは何か、こういう異業種に困っている、意思の疎通が図れないなどざっくばらんに話が出ました。PTさんからは、病院のリハ室で動作できることを確認したから「家でも出来る」とPTは判断してしまいがちだけど、実際家に帰ればリハ室のように広い安全な造りであるはずはなく、少しの段差が超えられない、病院では出来た動作もうまく出来ないという事もある。また便所、浴室などその場その場を見て改修を考えてしまいがちで、朝起きてから夜寝るまでの一日のその方の生活動線で考えられていない事もあると。また、建築・施工職の方から、医療職の方に「この疾患の場合はこの手すりのつけ方で」とマニュアル的に命令されるような体験もあるけど、建築士の中にも「住環境は私たちの専門分野だから建築士の意見が一番。福祉については勉強しなくても必要な時にその専門に聞けばいい。」というような姿勢の方もいるし・・・お互いにそれぞれ誤解があったり少しの歩み寄りで解決する事もあるのにという話が出ました。
 他の専門職の意見を聞こうとしない、連携の必要を感じない何よりの原因は、中心に当事者がいないからだと思います。本当にその方の生活を改善していきたい、生きがいを持って住み慣れた家で暮らし続けて欲しいという想いが関わる専門職の共通目標ならば・・・自然と手をつなぐはず。でも連携を取りたいと思っても「お互いに何が分からないのかが分からない」という正直な意見もありました。やはりいくつもの専門職が連携を取りすすめていかなければいけない福祉住環境整備については、つなぎ役となる人が必要と改めて話しました。こうして他の専門職の役割も認めてフラットに意見が話せるひとつには、ほとんど全員が「福祉住環境コーディネーター」を取得していた事もあるのではと思いました。実際には仕事にはっきりメリットが見えないかもしれませんが、それぞれの職種の役割や専門分野についてある程度勉強しますので、こうした問題点に気づくことが出来るのかもしれません。改めて、福祉住環境ネットワークこうちの活動としても、誰もが安心して暮らせるためのさまざまな場面で「つなぎ役」となっていきたいと思いました。(長文にて失礼しました(^^;)

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2005/04/03

助手席のカレと!?

sofubo_r1fuki入院していた祖母が先週退院し、祖父の待つ家に帰りました。「やっぱり家がえいねぇ」とホッとした笑顔を見せる祖母ですが、96歳と93歳の二人暮し(厳密には二世帯ですが)、不安もあります。近くで時々様子を見に来てくれる身内がいても、食事の管理やガスの扱い、とっさの事故など、日中二人だけという状況の心配と、足が痛み出かけることも出来ない、家の中でやることもない、無気力な状態になんとか変化をつけられないかと考えてしまいます。今の私に出来るのは、休日に時々顔を見せにいくことくらいです。今日は私が持っていったフルーツゼリーを「おいしい、おいしい」と食べてくれました。一見元気そう、一見自立して生活できている・・・でも・・・孫として、福祉住環境コーディネーターとして、祖父母が死ぬまで自分らしい生活を続けられるために、祖父母の住む地域の専門職の方々、ご近所の方とのつなぎ役になっていきたいと思います。
さて・・・今日のお供は愛猫フッキーくん。助手席側のフロントガラスの前にどっしり。やんちゃな”カレ”に悩まされつつ途中でお散歩タイムをもうけてお互いにリフレッシュして岐路に着きました。(^^)

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2005/04/02

福祉住環境コーディネーター検定対策セミナー!

kenntei今年も年2回の福祉住環境コーディネーター検定対策セミナーの日程が東京商工会議所から発表されました。前半の試験日は7月10日です。それにあわせて「福祉住環境ネットワークこうち」でも、検定対策セミナー(2・3級)を開催します。セミナーの日程など詳細は「福祉住環境ネットワークこうち」のホームページに掲載しています。ぜひ多くの方にご参加いただければと思っています!
検定対策セミナーのチラシ・申込書のPDFデータはこちらです→「kentei2005.pdf」をダウンロード

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