6月4,5日と愛媛県四国中央市で開催された、四国フォーラムINえひめ~元気を出そう!四国の福祉!~に参加してきました。支援費制度から自立支援法へどう変わっていこうとしているのか、どんな重度な障害を持っていても在宅でいきいきと暮らせるためには何が必要なのか、「自立」をどう捉え支援していくのかなど、国土交通省の方の分かりやすいお話や各地ですでに「グランドデザインなんて実践でもうやってますよ!」という勇気付けられるような活動報告もあり、2日間の内容はもりだくさんでした。そしてまたいい出会いも出来て新たなネットワークも広がりました。
参加者は、障害児・者施設職員、介護職、障害当事者や重度障害児とその親御さん、NPO関係者・・・などがほとんどだったかなと感じました。「建築士」で「福祉住環境コーディネーター」として参加している私のような者は珍しいようでした。ひろくネットワークを、連携を、と言われつつ、在宅での生活を支えるひとつの大きな役割を担えるはずの福祉住環境整備に関わっている職種の参加が少ないこと、また連携の輪からはずれている事が残念でもありました。以前にも、地元の障害者施設の施設長さんに「住環境はとても大切。在宅だけでなく施設内の住環境整備についてもぜひ情報発信を」と言っていただいた事があり、私の中では「福祉住環境コーディネーター」としてこれからの相談に対し、個々に応じたより適切なコーディネートやアドバイスを行えるために、こうしたフォーラムに参加し情報を得ておく事も必要だと感じての参加でした。会場でお会いできた皆さんにパワーをいただいて、まだまだこれから私達も実績を重ね、存在意義を発信していけるようにならなければ!と思っています。

会場全体の様子

また会場ではOpen Heartの食品、備長炭商品の販売の機会も頂き、そのお手伝いもしました。地元以上の反響。初日にほとんど売り切れで大喜びでした(^^)
フォーラムの最後に小室等さんのコンサートがありました。なんと、途中から全員ロビーに出てマイクなしで歌うという即興パフォーマンスありで、観客も近距離で聴く生歌に感激していました。歌詞は”戦争”や”生と死”をイメージしたものが多く、生きてこられた時代の重さが伝わってきました。
正直、情報をたくさん吸収できた充実感と同時に、「福祉」「障害」という言葉の連呼の中で2日間過ごした違和感もあり・・・いつか「福祉」が特別な集まりの中で話されることではなく、国民すべてが自分の事として捉え”みんながどんな状態であっても自分らしく生きたいように生きられる世の中にするなんて、当たり前やん!それが普通やろ!?”と言い合えるようになれば・・・いや、自分達でそうしていかなければ、と思いました。皆さん、一緒にだれもが住みやすいまち、つくっていきましょうねっ!q(^-^)p
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