現場が好き。
12日水曜日は、住宅改修の工事開始が1件。新規改修依頼のための現場調査(私たちは現調と呼びます)が2件。と、重なってしまい慌しい1日でした。
図面が残っていなくて、調べても下地がどうなっているかはっきり分からず、壊してみて初めて分かることも。この仕事をしていると、いろんな家に入らせていただく機会が多いのですが、本当に家の構造、間取りにもいろいろあります。
そこから垣間見える家族関係や、その人の暮らしぶりや、そんなところも「これからこの家でどう暮らしていきたいのか」を知り、それを実現していくための、改修プランのヒントになったりします。
今日お伺いしたお宅は、足の筋力が弱って段差の上がり降りがうまく出来ず、家の中のあちこちで転倒を繰り返している80代の女性。ご本人は「年寄りは先に死んでいくから、そんなところにお金をかけなくてもいい」「手すりなんかいらん!」の一点張り。
それに対して娘さんは「そんなこと言ってまた転んだら誰が面倒見るのよ。つけときなさい!」と叱るように言う。
おっと!?たまにこんな風に家族のバトルが始まることもあったりします。以前にも、夫婦喧嘩が始まり目の前を物が飛び交った事がありました(^^;
ひとまず「まぁまぁ」となだめて、「今日のお話をまとめて、絵を描いて(図面)くるから、その時にまた判断してもらったらいいですからね。もう転ばないように、しっかり握れる手すりにしますからね。必要なところには手すりをつけましょうね。」と話しかけると、ご本人も「お世話になります。」とにっこり(^^)
その笑顔に救われます。
よーし。また頑張るぞっ!q(^-^)p
やっぱり私は、いろんな人に触れ合える現場が好きです。工事中の現場など、出来るときは大工さんの手元を手伝ったりします。本当は足に負担になるのでよくないのですが(>_<)
体が自由に動かず部屋にこもりきりだった方が、手すり1つで楽に立ち上がる事が出来たり、玄関から外へ出られるようになった時の嬉しい笑顔が、いつでも私の原動力なのです♪
たまにはお仕事の話も書かないと、遊んでばかりいると思われそうなので(?)書いてみました!
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