凛として・・・
今日も朝から慌しい一日。
パニックになりそうな頭の中を整理して、リストに書き出して急ぎの用件から1つずつ片付けていく。
走り回って夕方には電池が切れる。ちっちゃい生き物だから燃費が悪い(笑)
・・・体力つけなくっちゃ(>_<)
朝いちばんの現場は、約3週間かかって、障害を持つご本人と一緒に答えを見つけながら仕上げていった改修工事の現場。ご本人が使いやすい高さを相談して作った棚に、希望通りのライトグリーンのロールカーテンを設置して終了。
ただ、体のためや使い勝手がよくなるための改修工事ではなくて、白地にブルーの模様が入った壁のクロスも、前述のロールカーテンも、仕上がりを見て笑顔で「やったぁ!」と喜んでくれた。その表情は60代の男性だけど、まるで少年のようでした(^^)
その笑顔を見て、私も心でガッツポーズをとる瞬間(笑)
こんなに手間がかかって、いろんな立場の人との関係調整が必要で、体力もいる仕事・・・時々限界を感じて辞めたくなることもあるけど・・・その笑顔を見たら、ついまた頑張ろう!と、思ってしまう(^^;
そういえば先日、感動的なシーンに出会った。
10年も空き家にしていた古い家を改修して、老後にそこで暮らしたいというご夫婦からお仕事の依頼をいただいた。家の中は床板が傷んでいたり、お風呂など水周りはもちろん、一部壁が崩れている場所もあったりと、かなりな手直しが必要な様子(^^;
外へ出て、家の周りを見に行った時、
「ん?これは何?どこから生えてるの?」
一瞬みんな不思議そうな顔をして、考え込む。
コンクリートから、まるで花瓶のように器が見えて、そこから緑の枝がすっと伸びている。どうも排水のために雨どいをコンクリートに埋め込んで、排水溝へ配管を通していたらしく、長く使われていなかった金属の雨どいが、地上から10cmくらいのところで朽ちてとれてしまって水が溜まったところに、植物の種が飛んできて芽を出したらしい。
それがちょうど花瓶にきちんと生けてあるように見えて、なんとも凛として美しい。
仕事を忘れて、みんなで感心してしまった。
そんな状況の中で息づいている逞しい生命力と、堂々とした美しい姿に、パワーをもらった気がした。「お前も頑張れよ!」って励まされてるみたいだった。
ただ受け止めてくれる・・・そんな包容力が、自然の命にはあるのかもしれない。
また明日も笑顔で頑張ろう。そう思えた(^^)
| コメント (0) | トラックバック (1)
最近のコメント