昨年、今年と続けて、父方の祖父母が亡くなったのですが、
今日は市内のグループホームにいる、母方の祖母に会いに行っていました。
2度の脳梗塞と、腎不全のため透析を受けていた時期もあったけれど
今は落ち着いて、グループホームの皆さんと楽しく生活しています。
ただ、認知症が進んでいて、会話が成立しないこともしばしば。
私と母が会いに行くなり
「どうして私がいる場所が分かった?」と一言。
「おばあちゃんのいる場所は、どこにいても分かるのよ!」
と、いつも会いに行ってるんだけど、話しをあわせて母がそう言うと、
「・・・匂いで分かったんか。」
お、おばあちゃん・・・今日はなかなか面白いやんか(^^;
そして、私をじっと見つめて一言。
「Izumiは、今日は裸か。」
「ええ??なんで?ちゃんと服、着てるよ~(^^;」
と、慌てて服を指してみせると、
私の胸をポンポンと触って確認している・・・。
確かに、今日は体にフィットした、薄いピンク色のシャツを着ていたから、肌の色に近いように見えなくはないけど・・・(>_<)
「はよう、なんか羽織りなさい。」
私が帰るまで、それを何度も言うものだから、
グループホームの職員さんもビックリして笑いをこらえていました(笑)
「家に帰りたいけど、夕飯ごちそうしてくれるって言うから、
今日はここで泊めてもらうことにするわ。」
自分がグループホームにいるということは理解できていない様子。
時々、家に帰りたいと取り乱して泣くこともあるけれど、
それも、数時間後にはもう忘れているので、
職員の方も否定せずに、上手に合わせて対応してくれている。
認知症の方にとっては、自分が見て感じていることが正論なわけで、
当たり前のこと、いつもの日常と同じと思って行動していることを
頭から否定してしまうとパニックになってしまうのは、
自分の立場で同じ事をされたと考えても、充分に想像がつく。
祖母は今、どんな世界で生きてるんだろう。
毎日、平和で穏やかな時間が繰り返される。
それを幸せに感じているのだろうか。
とにかく祖母を笑わせようと、たくさんおしゃべりして笑顔の時間を過ごしてきた。
少し痩せたようで、ちょっと小さくなったね。
呂律も少しまわらなくなって、言葉が聞き取りにくくなった。
だけど元気。だけど笑顔。おいしくご飯も食べている。
今の穏やかな幸せの中で、祖母が笑っていられるように
また、会いに行こう♪
・・・でも今度は、派手な色の服を着ていくぞ!?(笑)
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