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2008/10/26

ひとにやさしいまちづくり条例って、知ってますか?

時々、県や市から委員の依頼をいただきますが、今回は平成9年に施行されてから10年間見直しがなかった「高知県ひとにやさしいまちづくり条例」(以下、ひとまち条例)の整備基準見直しのための検討会の委員の依頼をいただきました。

これは、『高知のまちを障害を持っても、高齢になっても、誰もが安心してともに暮らせるまちにする』ことを目標に活動している福祉住環境コーディネーターの立場として、お受けしないわけにはいきません!
平成6年にハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律)が施行され、平成12年には交通バリアフリー法(高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律)が施行されましたが・・・
ひとにやさしいまちを考える時に、建物と移動手段である乗り物を分けて考えるのもどうかということで、その2つの法律が1つになり、平成18年にバリアフリー新法(高齢者、身体障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)が施行されました。

今回は、バリアフリー新法との整合性をはかることと、高知県の実情に合ってない箇所(県民からの意見も取り入れ)の改善と、他県の先進事例をふまえて必要なものは取り入れることなどを改正のポイントにして、ひとまち条例の整備基準の見直しをしていくことになりました。先日、その第1回目の会議がありました。委員は私を含め6人。(大事なことを決めるのに少なくない?coldsweats01)そのうち3人は他の委員会などでも面識のある方だったので、ざっくばらんに熱く意見を出し合うことが出来て、しかも皆さんこうした会議に慣れているので、だらだら時間を無駄に使うことなく、共有しておくべき着地点(目標)を確認しあいながら、公平で冷静な話し合いが出来たので、これはクウォリティーの高いものが出来そうshine・・面白くなってきたぞnoteと、ちょっと燃えています!(笑)
 

だいたいこういう会議って、形だけつくったらそれで役所の仕事は終わり。何にも現状は変わらない・・・役所の担当も移動して当初のことが分かる人間もいなくなる・・・ということも多いので、そうはさせまいと(笑)最初から「この条例をどう動かしていくか、どう生かしていくかということも項目に盛り込んでください。今ベストな形が出来たとしても、また次に見直しがあるまで数年間の間に、この条例の範囲では判断が難しい、当てはまらないものも出てくるはず。その時に委員会なり、第三者機関を設けて、そこに諮れば協議の末に例外も認められるなど、柔軟な判断が出来るような項目も作って欲しい。」とお伝えしました。
せっかくなので、通路は何cm幅とか段差は何cmまでとか・・・ハード面の数値の規定だけではなく、ひとにやさしいまちについて普及、啓発、教育に関するソフト面の取り組みも提案していこうと企んでいます。実際に、取り入れていただけるかどうかはこれからですが・・・。

 

だって。一番のバリアは知らないこと。
最近は学校教育も充実してきたけれど、子供の頃から障害をお持ちの方、高齢の方に接する機会があるかどうか。そうした教育を受ける機会があったかどうかで、感性の育ち方が全然違うと思う。それは社会に出てから心のバリアなしに周りの人に接することが出来るかどうかに大きく影響してくると思う。

だから教育って、知ることって大事なんだなぁ。。。大人もねwinknote

 

なんか今日は難しい話を熱く語ってしまってすいません!coldsweats01
ではちょっといくつか画像を・・・note
ここ数年特に気になっている中心商店街の現状。高齢者、障害者には利用しずらい・・・魅力がない・・・という声もよく聞きますが、アーケード内にベンチがところどころ置かれていたり、配慮のあるお店もいくつかあります。

D1D2中心商店街の入口が階段になっている店舗(って、DUKEってバレてるし!まぁ、いっかcoldsweats01)に設置された配慮のひとつ。
しかし、これを利用できる車椅子ユーザーも一部です。車椅子をうまくこいでこのボタンに手が届くように横向きに接近するよう操作できない人も。ましてや、周囲に自転車が停めてあって塞いでいたらなおさらです。(画像でもすぐ前に自転車のタイヤが写ってます)手指に麻痺があって、このボタンを押せない人も。また、このボタンの高さに手が届かない人も。

でも、これがあるだけで「障害者に理解があるお店」と分かります。店員さんに声もかけやすいです。心のバリアはひとつ取り除かれると思います。
 

12某コンビニ店前のアプローチ。見事に段差のないスロープになっていて、手すりも点字ブロックも設置されています。
・・・が、このグレーチングを止め付けてあるボルトの頭、かなり突出していて危険です。実際、私はつまづきました。(苦笑・・・いや、笑えないって!bearing)その時にお店の方にもお伝えしたので、それ以降行ってませんが、今は改善されているかもしれません。
 

では、ついでに・・・まちで見かけたヘンテコ手すり特集sign03

Wcよくコンビニなどで見かけるけど、どうやってどんな状態の人が使うのか・・・想像できません。まだ横にあれば、つかまったり、もたれかかったりという用途も考えられるのですが・・・誰か知ってたら教えてください!coldsweats01

 

 

 

 

 

Wc_3皆さん。和式便器を利用する時、しゃがんだ状態でどこに手すり(つかまるもの)があったら楽に姿勢を保てますか?たいてい、画像の位置よりも少し高めについていることが多いですよね。ちょっとシュミレーションしてみてください。しゃがんだ姿勢で、床下20cmの高さに横棒があったら・・・私は使いづらかったし、不安定でした。
そして、たいてい立ち上がる際につかまる手すりが欲しいことが多いので、やはりもう少し高めの位置にあった方が使いやすいと思います。(もちろんこれが使いやすい!という方もいると思います)

 

Wc_4画像では分かりにくいでしょうか・・・。和式便器の正面に縦手すりがついているのですが、しゃがんだ位置から前方50cmほど離れた位置にあります。手を伸ばしても・・・私は届きませんcoldsweats01
「とりあえず手すりつけとけばいいだろう!」というものではないってことなんです。
なんのために福祉住環境コーディネーターが誕生したか・・・、その部分が欠けているからそこを埋めて、誰もが安心して安全に使える環境をつくっていくためなんです。

福祉住環境コーディネーターに関わってもらったら、住みやすい家、使いやすい施設になった!とたくさんの人に感じてもらえるようにまだまだ頑張らなきゃshine

 

Wc_5某所の多目的トイレの一角・・・この手洗器、どうやって使うの~sign02どう考えても使いづらいですよね・・・coldsweats01
もちろん手洗器には背を向けて座りますし、便器と手すりの間を歩いて入っていって手洗器に行くには人が通れる幅もありません。おそらく、途中で便器だけを変更したなど改修があって、以前は使いやすかったけど、改修後には利用しづらくなったとか・・・そういう理由だと思います。新設時からこんなことは考えられません。通常は・・・coldsweats01coldsweats01

   

 

 

そんなわけで・・・皆さんも、まちのなかで不便を感じること、気付いたことなどあればぜひ教えてくださいね。ひとにやさしいまちを考えるってことは「もしも自分の立場だったらどう思うだろう?」って相手の立場になって考えてみること。それってつまり、思い遣りの心ですよねconfidentshine

まずは家族や友人や大切な人に・・・思い遣りの心を持って接していますか?
私も改めて、自分自身が学ばせていただきながら、高知に住むみんなにやさしいまちについて・・・考えてみたいと思っています。


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コメント

izumiさん ご無沙汰しています。
宮崎のぼくとです。
相変わらずフル回転ですね。各所トイレの写真フムフムと見させて頂きました。

私も一つ疑問を持っている事があります。
男性用小便器の手すりの意味について。
便器の前に立った人を囲むように手すりが左右から出ていますよね?。女性はあまり見たことないかな~。
酔っぱらった人なら片方の手すりを掴むことでフラフラする身体を制御出来ますが、身体の一方を預けて仕舞うと便器が遠くなって上手く使えません。
もう少し狭く設置すると上手く行くのですが。

巾は芯々で60cmです。要はタイル割りで作られているのでしょう。
たまたま内法50cm強の箇所がありました。
誠に具合がよろしい。こうあるべきだと感じました。

izumiさんでは検証出来ない事を男性fjcの義務?としてレスさせて頂きました。
長文失礼しました。

投稿: いもがらぼくと | 2008/10/30 08:51

いもがらぼくとさん!ご無沙汰してます!(^^)
コメントありがとうございます。
男性用小便器の手すり・・・
なるほど参考になりました!

私もさすがにイメージも出来ないし、動作を見せていただくわけにも行かないし(^^;

FJCになりたての頃、脳梗塞で片麻痺の80代の男性のために小便器に手すりをつける際、健側につかまる手すりを取り付けたら・・・あとの動作が出来ない・・・ということが分かり、逆に患側に手すりをつけてもたれかかって、健側の手は使えるようにしておかないといけないということを教わりました。

何にしてもイマジネーションは大切ですね!wink

投稿: Izumi | 2008/11/03 20:21

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