窓の外に見える紅葉が・・・
サトやんの目には何色に映っているんだろう?
「ほら、木々の紅葉がきれいだね」
「陽があたってあったかいね」
どんな言葉を語りかけても
うつろな瞳のまま、笑うこともなくて・・・うとうとと眠り始める。
サトやんは今、どんな世界にいるんだろう?
瞳を覗き込んで、そのほっぺたに、手のひらに、いっぱい触れてみる。
うつろな表情が少しだけ緩む。
どうかその人生の最期の思い出たちが、穏やかな記憶でありますように。
『あなたはこの人生で充分な役割を果たした。そしてあなたは愛されていた。』
それだけを伝え続けるために、これからもそばにいよう。
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