続いて、今年も熱く駆け抜けた3日間。高知福祉機器展のご報告です(^^)
あいにくの雨のお天気にも関わらず、3日間の来場者数は2,500名!以前は介護や医療の専門職の方が、自分の担当する患者さんのために情報を得に来ていたのが、年々、困りごとを抱えた当事者の方が自分で見て触って納得して情報を得て帰られる様子がたくさん見られるようになりました。もちろん、そのために必要な医療専門職の配置であったり、個別送迎であったり、手話通訳など、どんな障害を持った方が来場を希望されても対応できる体制を整えてきている事務局の皆さんや実行委員会のメンバーの努力もあります。
そう。目的は機器の展示ではなく「よろず大相談大会」
NPOふくねこが参加する「住宅改修(暮らしやすい住まい)ブース」も、今年は一人一人に声がけをして説明をしたり、相談に対応したり、住宅改修以外の車いすや入浴用具の情報を知りたいという希望があれば、担当ブースを紹介してつないだり・・・ということが、スムーズに出来ていたと思います。本当に3日間忙しく、充実した時間でした(^^)

こちらの画像は、住宅改修ブースの様子。手すりの形状にもお体の状態によって使い勝手がよいものがいろいろあります。ふくし交流プラザにある常設住宅展示もフル活用!朝起きてから夜寝るまでの生活動作をイメージできる空間だから、相談される方も相談内容を伝えやすかったみたいでした。私も実際にトイレやお風呂の動作を再現しながらの熱演(?)で汗びっしょりになりながら説明していました~(^^;(え?日頃の運動不足が原因だろって?(`ε´)ウルサイワッ)

こちらの画像は左が、らくらく介助のためのリフトブース。実際に吊って吊られて試してみると恐怖感がなくなります。人的な介助で解決することも必要だけど、場合によってはこうした機器を導入することで、介助者も介助される側も笑顔で毎日を送れることもあります。ぜひ一度試してみてくださいね!(以下、常設展示にも一部あります)
そして、右は自助具ブースにあるコクヨのユニバーサルデザイン文具の紹介。障害のある人もそうでない人も皆が使いやすい。そしてオシャレ!そんな商品開発に取り組むメーカーさんが増えてきたのは嬉しいことです。一般の文房具屋さんにも置いてあるのでぜひチェックしてみてくださいね!

そしてこちらの左の画像は、今回の機器展で担当された実行委員の皆さんが力を入れていたもののひとつ。キッズ・コミュニケーションのブース。 障害を持つ子供さんについて必要な車椅子、福祉用具、食品、コミュニケーション機器など・・・様々な情報をひとつのフロアですべてそろえた、言わば子供版ミニ福祉機器展を構えたこと。日頃相談する場所が少なく困っている方も、たくさん訪れて積極的に質問されていました。
右の画像は食品のコーナー。高齢者向けの食品。栄養強化されたジュースやおかずから、嚥下障害(飲み込む時に誤って気道に入りむせ込む)の方のためのトロミをつけられる粉末など・・・種類も豊富でした。こちらも一般の食品メーカーがいくつか参入されていました。サンプルもらい放題(笑)たくさんかき集めて、これから高齢者向けの新たな施設を検討されている方にお送りしました(^^)
機器展は発信の場でもあり、私たち実行委員会のメンバー同士も新たな情報を学べる場でもあり、いろんなブースを出来るだけ回りました。そして日頃はお互いに忙しくてゆっくり話せない仲間とも情報交換も出来る時間でもありました。当たり前だけど、同じ場所に3日間の一緒にいることなんて普段はないですからね~(^^;
そして毎年のことながら嬉しく充実した時間となるのは、「この時期ここに来ればIzumiを捕まえられる!(笑)」と、たくさんの方が訪ねて来てくださって、ゆっくり話すことが出来たこと。いつもは忙しくて会えない人も、何年も会っていない懐かしい人も、日頃からお仕事でお世話になっている方も、遠方から相談に来られた方も、え?こんな場所で!?という意外な再会を果たせた方も・・・本当にありがとうございました。今年もたくさんの出会いに感謝です!(^^)
地道な動きではありますが、この3日間で得られたものを日々の活動に生かしていきたいと思っていますので、ながーい目でどうか見守っていてくださいませ!ご来場いただいた皆さん。ありがとうございました!来年もやるぜよっ!!(^0^)♪
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