向いてない(>_<)
今日は午後からとあるご縁で、家族のきずなについて書かれたエッセイの
選考委員をさせていただきました。
全国から届いた1万3千編を超えるエッセイがすでに1000編に絞られており、
今回はその中から105編まで絞るという大役。
高知の各分野で活躍されている選考委員20名の中に入れていただいて、恐縮するばかり。
心を込めて、書かれたエッセイを読ませていただいた。
応募者は小学生から一般、最高齢は90代まで。
選考は2人ずつ10組に分かれて、私は中学2年生を担当。
「さあ!」と気合を入れて1編目に目を通す・・・
い、いかん・・・・
1編目から暖かいものがこみ上げてきて、涙が・・・(;_;)
お祖父ちゃんが亡くなってしまって、
それまであまり会話をすることも少なかったけど
いつもそこにあった姿がないことに、初めて寂しさを感じた。
もっといろんなこと話したかったと思う。
家族とは大切で、でも一番見失いがちな存在。
家族を見失ってしまうのを怖いと感じている私に
「どうしたの?」と、変わらずやさしい言葉をかけてくれる家族。
ほっとした瞬間、「これが幸せっていうことなんだ」って感じた。
いつも忙しくしていてかまってくれない父。
寂しくて反抗したけど、汗を流して一生懸命働く姿を見て
自分を育てるために頑張ってくれてるんだと分かった。
お母さんはうるさく小言をいうのでうっとおしいけど、
毎日早起きして洗濯をしてくれる。
毎日あたたかいご飯をつくってくれる。
そんなお母さんはすごいと思う。
大人になったらお母さんのようになりたい。
母とけんかしてひどいことを言ってしまい傷付けてしまった。
次の日、母に「昨日はごめんなさい。私を産んでくれてありがとう」と言ったら
「こちらこそ、産まれてきてくれてありがとう」と言ってくれた。
友達とけんかをして・・・
いじめられて・・・
つらい時に家族が「いつでもあなたの味方よ」と言ってくれた。
友達と比べて・・・
兄弟と比べて・・・
嫉妬をしたり落ち込んでいる時
「あなたはあなたのままでいいのよ。」と言ってくれた。
私はずっとそんな風に言って欲しかったんだと思う。
などなど・・・
もう涙が止まらなくて、グスングスン言いながら目を通していた。
当たり前だけど、周りの選考委員にそんな人は1人もいない(^^;
日々の中で、傷ついたり、傷つけたりしながら、
家族を失ったり、新しい家族が増えたりする中で、
人のきずなの大切さに気付いて、感謝できる。
今の家族の中にいることが「幸せ」って言える。
そんな感性を持っている子供たちがこんなにもいることが、本当に心から嬉しかった。
心の芯から、あたたかい気持ちにさせてくれた。
子供たちの持つ力って、すごい!と改めて感じた。
どんな小さな気付きもこの子たちにとってはどれも宝物なのに、
・・・順位なんてつけられないよ~(T_T)
みんな、100点満点だ!!!!
・・・私は選考委員には向いてない(苦笑)
苦しみながらやっと選んで、任務を終了いたしました。
まだこれから、第2、第3の審査があり7つの賞が決まるそうです。
私の任務は今回で終了ですが、陰ながら応援しています。
でもね、賞とか関係なく、こうして言葉にする機会を得たことが大切だと思う。
その気持ちを大切にこれからを生きて欲しい。
・・・やっぱり、私は選考委員には向いてない(^0^;(爆)
今夜は昨日出来なかった父の誕生祝いを家族で。
今日の出来事を話してみるかな。
そして子供たちを見習って、私も感謝を言葉にしてみよう。
文字を通して出会えたたくさんの輝いてる命たちに
心から「ありがとう」を言いたいです。
皆さんは、大切な人に
「あなたがいてくれてよかった。」「いつもありがとう。」って伝えられていますか?(^^)
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