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2013/05/28

第41回高知県リハビリテーション研究大会とは!?

 
「障害を持つ当事者と、専門職との壁は確かにある」
 
そう言われてドキッとする専門職、支援者の方はいらっしゃいませんか?
 
専門職としての経験や知識から当事者が生きがいを持って暮らせるプランを考えることが、必ずしも本人の望む幸せとイコールではない・・・かもしれません。
本当に一人一人が望む幸せと向き合えていますか?
「そんなこと言っても。じゃあどうしたらいいのよ!?」と思われた皆さん。
この大会に参加しましょう!!(以下、略)
 
 
・・・これは、私が実行委員長として考えさせて頂いた、第41回リハビリテーション研究大会の開催要項です。
 
もちろん。
そんなことはない!その壁を無くすために地域で取り組んでいる人はいる!とカチンと来てくれる熱い想いを持った専門職や支援者、そして当事者の方がいると信じてのメッセージです(^^)
 
そしてまぁなんと熱く、濃いパネラーが揃ったこと!どこへ向かうか、誰も止められない編集なしの生ライブ!(って、パネルディスカッションやし!(^^;)ハラハラしながら聞いて、ついでに会場から参加しちゃってください!お待ちしています!!
 
◆第41回高知県リハビリテーション研究大会、7月21日(日)開催◆
〇メインテーマ 私にもできることがある~地域とつながりながら生きる~
〇日時:平成25年7月21日(日)10:00~16:00
〇会場:県立ふくし交流プラザ
(開催要項ダウンロード出来ます!)
 
 
◆広告のお願い◆
上記の研究大会で発行する抄録集の広告を募集しています。締め切りは6/21です。こちらも詳細はホームページに掲載しています。ご協力をよろしくお願いします!!(^^)
 
実行委員会の熱く楽しい雰囲気をお伝えしたくて、実行委員の福島とみおさんのブログ「片麻痺が教えてくれた人生のヒント!」から写真を頂いて掲載します(^^)
 
皆さん。7月21日には今から予定を空けておいて下さいね!!
 

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2013/05/27

本当の意味での「あったか高知」を目指して。

先日友人が「伊勢のバリアフリー、テレビでやってたよ!」
と教えてくれました。

 
伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
「バリアフリー観光全国フォーラム」もこの6月に開催されるんですね!
 
障害を持っても、高齢になっても、
環境を整えて自分らしく暮らせる「住まい」が出来れば、
今度は近所へ、まちへ、「出掛けてみたい」と思う。
タウンモビリティを利用してくれた方は、
「観光地や遊びに行く先にもタウンモビリティがあればいいのに」
「旅行に行きたい。車椅子でも行けるツアーはあるかな?」
そんな話で盛り上がることもあります。
 
観光にも力を入れている高知県。
65歳以上の人口が3人に1人の高知県。
観光客にも高齢者や障害者ももちろんいらっしゃいます。
こういう視点の重要性も取り入れた事業計画を立ててほしいと切に願います。
 
高知よさこい情報交流館について(ブログにまとめています)
現在、利用した方からの意見が集まってきていますので、
その都度、担当課にお伝えして改善を提案して行きます。
 
私たち民間が、自腹を切りながら地道にタウンモビリティを続けているのも
本来は行政が取り組むべき課題ではないか?と気付いてもらうための
発信でもあります。
 
本当の意味での「あったか高知」を実現するために。
 
くじけませんよ!根気強く継続していきます!!
 
バリアフリーは特別なことでも特定の人のためでもありません。
誰もがいずれ高齢者になります。
他人事ではなく、未来の自分や、その子供たちの世代や、大切な家族のため
・・・ その時に、皆が暮らしやすいことが当たり前の高知であって欲しいと
ぜひ一度、そのために今何が必要か一緒に考えてみてください(^^)
 

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2013/05/25

祝!「輝く人生」のスタート(^^)

5月25日。
タウンモビリティ運営スタッフの仲間としても協力してくれている、社会福祉法人てくとこ会オーシャンクラブの浜松文晴さんが、横浜新町に新たにケーキ屋さんをオープンするということで、タウンモビリティ運営スタッフの仲間とお祝いに駆けつけて来ました!(^^)
 

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精神障害をお持ちの方の雇用されていますが、「障害者が頑張っているから買う」ではなく「美味しいから買いたい」と思える店作りを心がけています。
実際に、お店の雰囲気もよく、品数も多かったです。
「年中無休で頑張ります!」とのことです。
 

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パティスリーラヴィエール
営業時間:10:00~18:30
高知市横浜新町3丁目225
TEL088-856-7522
 
『ラヴィエールはフランス語で「輝く人生」
あなたの光輝く人生のひとときを明るく照らす・・・
そんなお菓子をお届けします。』
 
お店は、横浜ニュータウンのエーマックス(スーパー)の向かい辺りにありオシャレで明るい雰囲気。駐車場も十分あります。
店内も華やかで、お菓子の種類もいっぱい♪ちょっとしたプレゼントにぴったりなリーズナブルなセットがたくさんありました。
ぜひ皆さん、一度お立ち寄りください(^^)♪
 

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2013/05/24

本の制作に関わるということ

5月24日。
高知市在住の全盲のシンガーソングライター堀内佳さんの
高知県出版文化賞受賞祝賀会に出席してきました。
260名ほどの皆さんが来てくださり、盛大な祝賀会となりました。
佳さんの幼少期を知る友人、恩師から、現在の仕事関係者まで、
さながら佳さんの人生のルーツをたどる大同窓会のようでした(^^)
 

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佳さんの本を作ってはどうか・・・と提案させて頂いた時は
まさかこんな日が迎えられるとは思いもしませんでした。
思えば、堀内佳さんが悪性リンパ腫を発症し、命が危ないかもしれないと
宣告を受けた時期でした。
50年後も、100年後も、子供たちが手に取りやすい形で、
伝え続けたいメッセージが残せるようにと、本を作ることを考えました。
 
最初は本づくりには乗り気ではなかった佳さん(笑)
本の完成までに4年かかったうち、もしかしたら3年目くらいまでは
本を作るなんて・・・とまだ否定的だったかもしれません(^^;
あの手この手で、佳さんをどうやって本気にさせようかと、
過去の佳さんのコンサートレポートや発言などの資料、画像をかき集め、
どんな構成にするのか、何をチョイスするのか、骨組みから試行錯誤し、
下準備にかなりの時間がかかりました。
 
それでも、感性に火がついたら早いのが佳さん!(^^)
出版元の南の風社の細迫さんのインタビュー形式で
これまでの思いを、伝えたいメッセージをまとめていき、
自分の言葉で、思いを込め、魂を入れて行きました。
形を作っては削り、また足して削って、形を整えて・・・
それは、本当に命を削るような作業だったと思います。
 
そして完成した本を読んで、たくさんの嬉しい反響があった時は
かわいいご自身の子供のように感じられたのではないでしょうか(^^)
 
この本を通して、佳さんの生き方に触れ、また歌を聴いてもらえる
機会が増えればと願っています。
本当に、堀内佳さん。おめでとうございます。
堀内佳著書「もーもの歌たね」は、こちらのサイトからも購入出来ます。
ぜひ多くの方に読んで頂きたいと願っています。
 
思えば、人の本の制作のお手伝いをしたことは過去に何度かあります。
本の挿絵を書いたことも・・・
エッセイや活動報告記事を載せて頂いたことも・・・
自分の生い立ちを書きだしたものを第1章として載せて頂いたことも・・・
 
今回は人の人生を掘り起こし材料をかき集め、形づくっていく作業で、
思い入れが強すぎるのも違う、主体的に動きながら主体ではなく、
ある一線からぐっと引いて手放して、客観的な視点に切り替えることが必要な、
例えるなら、代理出産で産んだ赤ちゃんの幸せを遠くから見守るような(笑)
バランスが難しい役割でした。
 
いろんな意味で、本の面白さも、怖さも・・・知った体験でした。
 
それでも、物を書き伝える作業は魅力的です。
いつか時期が来れば・・・自分自身の本を書いてみたいです
 
 

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2013/05/23

「カラーユニバーサルデザインについて学ぶ」勉強会

★お街で福祉セミナー★続きます!
 
国内に320万人、そのうち男性20人に1人が色弱者だそうです。
 
広告やチラシのデザイン、日用品や建物のデザイン、美味しい食事の彩り、危険物や注意喚起を表す色表示、色分けして、分かりやすく書かれた説明図…そうしたものが見えづらく、正しく理解できないために困っているけれど、見た目に分からないため、周りには言えずに一人で悩みを抱えている方もとても多いと言われています。
 
言い換えれば、お店の宣伝のために作っているチラシ、POP、それも配色によっては男性の20人に1人には伝わっていないかもしれないのです。より多くの人に伝わりやすい配色の仕方や、「うちの店のチラシ、POPは、すべての人に見えやすいですか?」という相談にも対応します!ぜひお気軽にお立ち寄りください。
 
◆カラーユニバーサルデザインについて学ぶ◆
日時:6月13日(木)19:00~21:00
場所:土佐セレクトショップ てんこす2階
受講料:福祉住環境コーディネーター協会会員1,500円 一般2,000円
講師:NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構 副理事長 伊賀公一氏
 
詳細は主催の福祉住環境コーディネーター協会のサイトをご覧ください。
「詳細をみる」をクリックするとチラシ兼申込書(PDF)が見られます。
 
講師の伊賀さんは徳島出身で、東京に事務所をお持ちで、全国での講演活動をされています。高知にお越しになる貴重な機会に併せてお願いしました。
 
ぜひ店舗、企業、印刷出版関係の方に伊賀さんの講義を聞いて頂きたいです(^^)
お問合せ、お申込み、お待ちしています!!
 

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2013/05/21

「パーキンソン病について理解を深める」勉強会

★お街で福祉セミナー★
 
中心商店街で、こんなセミナー今までなかったですよね??
タウンモビリティを実施する中で、商店主の方の理解もだんだん
得られるようになって来ました。応援してくださる方もいます。
今回はあえて、中心商店街で開催したいと企画しました!
 
NPOふくねこ 6月勉強会
◆パーキンソン病について理解を深める◆
 
日時:6月1日(土)19:00~21:00
場所:土佐セレクトショップ てんこす2階
参加費:一般1,000円、学生500円(資料代含む)
講師:パーキンソン病友の会高知 事務局 十万精一氏
内容:パーキンソン病ってどんな病気?
   日常の中で困っていること、解決するための工夫について
   家や街で安心して生活するために必要なこと
 
パーキンソン病の当事者の立場から、分かりやすくお話をして頂きます。
ご自身や身近な家族、大切な友人にパーキンソン病の方がいらっしゃる方、
また商店主の方にもお客様でいらっしゃった場合の配慮など
ぜひ知っておいて頂きたいと思います。
学生さんも歓迎!お気軽にご参加ください(^^)
 
詳細はNPOふくねこブログにも掲載していますので、ご覧ください。
 

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2013/05/17

今年の幸せがいっぺんに訪れちゃった一日♪

昨年末、フラッと立ち寄ったコンビニで見つけた抽選で
幸運にもGET出来たマッキーのコンサートチケット!
しかも12列目と言えば通路を挟んで1列目の席!しかも中央!

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今やファンクラブに入っていても入手困難らしく、しばらく諦めていたけど
しかも高知でのコンサートはなんと18年ぶりだし!
ほんとに?ほんとに現実だよね?
当日会場入りするまで安心できなくて。
 
そして、友達史上最高のマッキーファンと一緒に行って来ました。
彼女はマッキー好き過ぎて、高槻市に引っ越してしまったほどの人!
もう10年近く前に、二人で高槻駅のそばのカラオケ店に行って
「あ」から順番にマッキーの歌を制覇しよう!と歌い始めて
あまりに曲数が多くて4時間半経っても歌い終わらなくて(笑)
ヘトヘトで、感無量で、「マッキー最高!」と二人で大泣きしたことも(爆)
 
ステージが始まってからは夢のようでした。
映画をつくるように、1つの伝えたいテーマが最後に心に残るように
CDやステージ構成を考えているなぁと感じます。
うん。余韻はひとつの映画を見終わったような感じかも。
 
1曲目から全員、当然のようにスタンディング!
私は背が低くて前に背が高い人がいると、隙間からしか見えなくて(>_<)
来場者の中には子供さんも、年配のファンもいて、
それにもちゃんと気づいて座って聴く時間も多く作ってくれたり、
他にも細かい配慮が感じられて、心が暖かかったです。

そうだ。マッキーとは2歳違いで、言わば同年代。
日々の中で感じていること、いま大切に思っていること。
トークを聞いていて、たどり着いた答えって近い気がして
私は私で、これでいいんだよなぁと背中を押してもらえた気がしました。
 
えー。
ツアーはまだ続くのでネタばらしはやめておきます(^^;
・・・ここで誰もが陥るひと言を、あえてキッパリ言わせていただきます!
「ぜったい目が合ったよ!ぜったいこっち見てた~!」(≧▽≦)(爆)
 
そしてファンなら心に染みる、まさかこの歌をアンコールに持ってくるとは!
マッキー自身の体験から、ファンへの想いやりが伝わってくる一曲です。
目指してる道で行き詰ったり、五月病かな?と感じているあなたへ
この歌を贈ります♪
槇原敬之 MILK(You Tube)

 
余談:コンサート後の余韻をお守りにしてオリジナル栞を作っちゃいました♪コンサートに行った方なら分かる、四つ葉のクローバーのお守りです(^^)
 

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2013/05/16

5月のタウンモビリティ活動報告

5月11日(土)のタウンモビリティ実施の様子を

NPOふくねこブログにアップしたのでご覧ください(^^)

 
一般、学生ボランティアも募集していますが、重度重複障害など、食事・トイレ介助の必要な利用者さんもいらっしゃるので、医療・介護の専門職の協力者も募集しています!
 
高齢になっても、障害を持っても、誰もが出掛けられる街の実現のために、お力を貸してください。よろしくお願いします!(^^)

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2013/05/08

高知よさこい情報交流館

タウンモビリティでもこれからご案内する機会もあると思い、勉強のためオープンしたばかりの「高知よさこい情報交流館」へ先日行って来ました。確認すると、市の施設とのことでした。よさこい踊りの歴史を振り返ることが出来、現在の全国に広がっている踊りの映像も見られます。またオリジナル鳴子づくり体験や、衣装や鳴子を借りて見本の映像を見ながら実際に踊る体験も出来ます。

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これは批判ではなく、現実をお伝えしてこれから出来る配慮を一緒に考えたいための報告と思って頂けると幸いです。(職員の方に了承を得て撮影)
もともとの敷地の形状、構造、予算などいろいろと課題がある中なので仕方ない部分もあると思います。ただ、観光客にも高齢の方や障害をお持ちの方が多いのも事実なので、一人でも安心して利用出来るよう願っての情報発信です。
建物の入口は南側にスロープがあります。出入口の幅がやや狭いですが車椅子も通れます。中には、備品として来場者が利用できる車椅子が2台ありました。

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入るなり、傾斜角度10~15度ほどありそうなスロープでの館内の移動!実際に車椅子のお客様が来られていましたが、それを押す介助の女性が苦労されていました。これだけ長い距離のスロープだったら、間に踊り場(フラットな部分)があれば、高齢や障害のため手の力が弱く、車椅子操作がしづらい方も途中で一度休憩を入れることが出来ると思います。

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スロープを上がりきったところには介助が必要な場合に助けを呼べるインターホンがありましたが、そのすぐ先には新たなスロープの始まりが微妙な段差になっていて、分かりやすく黄色と黒のテープが貼られていましたが、誰かが躓いてテープが剥がれかけている状態・・・実際、私もうっかり躓きました(>_<)

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★例えば、提案★

目立つ配色だと確かに目を引くので注意喚起にはなっていますが「何に」気をつけないといけないのかが分からず、段差に気づきません。出来れば段差のないアール状やなだらかな形状の部材に変更出来ればいいですが、無理な場合はこんな配色ではどうでしょうか?段差箇所が危ないという注意喚起になると思います。(簡単なペイントソフトで作ってみたのでキレイじゃないですが(^^;)

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また、スロープには手すりが設置されていますが、手すりの先端はこの形状は、服の袖がひっかかって転倒する、ぶつかった際に怪我をしやすいなど危険性があるので、公共の施設等での新たな設計では今はほとんど見かけません。本来なら壁側や下側に端部を折り曲げた形にする方が安全です。

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車椅子用のトイレもありましたが、実際に車椅子に乗って出入り出来るかどうか確認した上での設計なんだろうかと疑問でした・・・

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トイレの入口に向かう通路幅が狭い上に手前に開く扉。それを車椅子で開くには取っ手を持って一度下がり、90度向きを変えてトイレ内に入らないといけません。さらに後ろ手にそれを締めるのは無理で、中で向きを180度変えて一度出ないと難しいです。
また、車椅子の方を介助する場合は、車椅子を前進させた後、その横を介助者が通ることは難しく、先に開き戸を開けてから押していくか、先に手前に介助者が入っておいて、後ずさりしながら車椅子をトイレに引き入れるしかありません。

そこまで入れば、あとは中の空間は広く取られているのですが・・・中をこれだけ広く取れるのなら、あと20cmだけでも通路を広げて引き戸にしてくれていたら・・・と思うと残念です。

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トイレもスロープも、どちらにしても手助けがないと利用できない方もいらしゃるかと思います。職員の方も「職員の人数が少ないので毎回お手伝いできるとは限らないのが現状です」と言われていました。
 
そう言えば、点字ブロックもひとつもなかったです・・・
もちろん展示物の音声での説明や点字表記も・・・
 
これから、どういう経緯でこうなってしまったのかは確認してみようと思いますが、建物が出来てしまってから知ったのでどうにもならない部分もあります。
それでも「高知よさこい情報交流館」の展示内容、企画はとても面白い内容ですし、広く知って頂きたいし、行きたいと望めば「誰もが」利用できる施設であってほしいと願います。
 
まだまだタウンモビリティの取り組みは月に1度ですが、タウンモビリティの日に合わせて来て頂ければ、付き添いボランティアがいるのでソフト面で解決出来ます。隣接するはりまや橋商店街自体も高齢の方が多く集うところです。毎週金曜日に開催されている、はりまや市では重度重複障害者の作業所が定期的に販売を行なっています。
例えば、商店街の方々に介助の人手が足りない時はサポートの協力をお願いするとか、観光ボランティアを配置するとか、もちろんタウンモビリティの有効活用も含めて・・・いろいろと方法は考えられると思います。
観光客も、地元の方も、安心して利用できるように、これから私たちにも出来るサポートのひとつとして積極的に情報発信していきたいと思います。
 
 
★後日、追記★
この施設は、高知市観光振興課が企画、建設したものと分かりました。構造上やむを得ない問題があったそうですが、設計の際、様々な障害者のニーズを聞き取り設計に反映する作業はしていないとのこと、また市の担当課に相談は一度されていたそうですが、最終的には高知県ひとにやさしいまちづくり条例に適合させることはしていません。この条例は新築の建物が対象で、既存の建物を用途変更して建て替える場合は対象にならないそうですが、市の担当課の方も、それは市の事情であって施設を利用される方にとっては関係のない話。「出来るだけ適合させるように努力して欲しい」と伝えたとのことでした。
 
そうなんです。
あくまで「高知県ひとにやさしいまちづくり条例」は最低基準なのですが、その最低限の配慮をしていなかったとしても残念ながら、改善を強要も出来ないし、罰則もありません。最終的には、建物をつくる側のUD(ユニバーサルデザイン)意識に期待することしか出来ないのです。
 
正直、高知はまだこんな現状なのかとショックではありますが・・・
現実のニーズを知って頂くために、様々な障害をお持ちの方、高齢の方に積極的に利用して頂いて意見を集めて担当課に伝えたいと思います。
「ここが不便だった」「もっとこんな配慮があれば利用しやすい」
など、なんでも構いませんので利用された方はご意見をください。
 
これから65歳以上の人口が3人に1人となり、障害も多様化し重度化して、その人口も増えてきている高知県で、誰もが利用しやすい配慮ある施設を建設することは、利用者増にもつながるので市としてもメリットがあるはずです。また、観光客にも、ツアー客に高齢者が多い場合も、様々な障害をお持ちの方もいるのですから。
 
どうか本当の意味で「あったか高知」と胸を張って言える高知になりますように!!
NPOふくねこも出来る改善策のお手伝いをしていきたいと思っています。
 
★2014年5月追記★
その後の嬉しい報告を「高知よさこい情報交流館、1周年おめでとうございます!」と題してアップしましたので、併せてご覧ください

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