高知よさこい情報交流館、1周年おめでとうございます!
昨年のGW前にオープンした「高知よさこい情報交流館」が1周年を迎えました。入場者数も当初の目標を大きく上回り、7万任意届く勢いです。本当におめでとうございます2年目に入り、よさこい祭りの映像が3Dで視聴出来るようになり、また高知新聞に掲載された過去60年分の記事の閲覧も出来る様になるそうです。
そして視覚障害者向けの音声ガイドサービスも始まります
これは、視覚障害者向け機器展示室「ルミエールサロン 」の別府あかねさんがつないで下さり、今年の2月に「タウンモビリティ」の日にあわせて試験実施を行った「微弱電波音声案内システム てくてくラジオ」が評価され、本格導入となりました。(2月のタウンモビリティ実施の報告はこちらです)
先日、総務省統計局が発表したデータによると、総人口に占める65歳以上の割合は4人に1人という現状。どんな分野でも高齢者や障害者に配慮した視点が必要です。そしてもちろん県外、海外から訪れる観光客にとっても誰もが利用しやすい施設は、また訪れたい場所になります
NPO法人福祉住環境ネットワークこうちでは、中心商店街を誰もが出掛けられるまちにしたいと「タウンモビリティ」に取り組んでいます。その中でオープン当初にこの施設を訪れた際に感じたことを昨年5月にブログにまとめていました。抗議ではなく、あくまで「ぜひ一緒に改善方法を考えさせてほしい」という形で、市の担当課を通じて意見をお伝えしました。タウンモビリティの仲間や、市会議員の方も協力してくださいました。
その気持ちをまっすぐに受け止めて行動してくださった、高知市観光振興課の課長を始め、職員の皆さんのご尽力のお陰で、高齢者も障害者もより利用しやすい施設となりました。心から感謝しています
課長はタウンモビリティの開催場所まで取組みの様子を見学しに来てくださり、その際に私がぜひ施設に置いて欲しいとお渡しした、聞こえに障害のある方のための携帯筆談器と張り紙を、すぐに受付に置いてくださいました。
当初、片側にしかなかった手すりも両側に設置し、危険だった端部も下に折り曲げる形に改善してくださいました。
つまづきやすかった段差箇所も、分かりやすく表示をしてくださいました。
車いす用トイレは通路が狭く利用しづらい形状ですが、これは構造上改善が難しく、別のスペースに新たに作るとしても予算の確保がすぐには難しいとのことでした。それでも今出来るアイディアを考えて下さいました施設周辺で車いすでも利用できるトイレマップを作成し、受付に置いてくださっています。
また職員の方が、高知県主催の障害者サポート研修にも参加してくださったり、施設内でも研修を行い、視覚障害、聴覚障害、車いすの方へのサポートの仕方を勉強してくださいました。施設を利用される方への配慮ある取り組みに、本当に感謝ですタウンモビリティを利用される方もよく訪れていますが、以前に比べて訪れやすくなったことを喜ばれています
関係者の皆さま、また賛同して共に行動してくださった皆さまのお陰で、より高齢者も障害者も利用しやすい施設になってきました。ハード面で改善が難しいことはソフト面で。解決が難しいことは皆で知恵を出し合って。こんな取り組みが、高知のまちや観光施設に広がっていってほしいと願っています
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