求められるバトン<連携>とは!?
更新が遅くなりました。m(__)m
3月21日。佐川町桜座にて、第27回高知県リハビリテーション研究大会(PDFデータ概要)がありました。テーマは「求められるバトン<連携>とは?~今、その本質を考える~」でした。
午前中には、保健・医療・福祉のまちづくり、地域リハビリテーションについて考え方や箕面市立病院の取り組み例についての、逢坂悟郎先生の講演があったようです。遅れて参加した私は、近森病院の栗原院長先生の講演からお聴きする事が出来ました。医療の現場から在宅での生活を見据えた、さまざまな立場からのノーマライゼーションのまちづくりを目指した地域リハビリテーションの取り組みについて、分かりやすくお話してくださいました。
栗原先生のお話の中での<連携>には、住環境の専門職も、地域住民も、すべてが対等に1つの役割として入っていて、非常に共感できます。人生の大先輩ですのでおこがましい発言ですが、医療側でそうした意識を持ってくださっている方がいることは、とても心強く感じます。
”多職種の連携が必要”といいながら、いつも住環境の専門職は抜け落ちていて、医療・介護・福祉の輪にとどまっている事が多いと感じることが多々あります。
各所で委員として、そうした場に関わらせていただく機会も増えましたが、不完全燃焼で終わる事が多いのです。もちろんそれは、私自身が未熟で連携の必要性を納得のいくように伝えられないから、まだまだ実績も浅いから、ということも反省としてありますが・・・。やはりまだまだ医療・介護・福祉の専門職の方々の意識の中に、「建築や大工の仕事は違う分野のこと」「医療的な知識や障害の特性について話しても、きっと専門外だから分からないだろう」といった価値観の方が多いのも事実だと痛感しています。
実際に、午後のパネルディスカッションでも、地域の中で抱える問題点を考える連携の輪の中には、医師、理学療法士、介護士など・・・住環境整備に関わる専門職は入っていません。
障害を持っても、高齢になっても在宅で自分らしく生きがいを持って暮らせるための住環境整備。それはハードの改善だけではなく、そこでの毎日の暮らし。衣食住を含むすべてであるはず。その大切な場面を担う専門職の1つであるはずの”住”の専門職がまだまだ、意識の中からはずれているのです。
パネリストのお一人の発言に「住宅改修の知識がなくて困る事がある。そうした相談ができるところがあればいいんですけど。」という言葉があり、がっくりとうなだれてしまいました・・・・(--;
ここ数年、頑張って活動を重ねてきましたが、まだまだ私たちは期待されていない、いや、それ以前に知られていないのです。何よりもそれがショックで会場をあとにしました。
しかし、帰ってきてから闘志が湧いてきました!
まだまだやるべき事はたくさんありそうです。今年もさらに広く活動を知っていただくために、精一杯取り組んでいきたいと思っています!!q(^-^)p
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